2010年01月31日
ハイブリッド車等の静音性に関する対策・・・
国土交通省が取りまとめた
「ハイブリッド車等の静音性に関する対策」
その報告書を公表しました。
同時に自動車メーカー向けのガイドラインもできています。
■対策を適用するのは、EV走行が可能なハイブリッド車と電気自動車 音付け対策を行うのは、エンジンを始動しないEV走行(モーターのみの走行)が可能なハイブリッド車と、電気自動車、燃料電池車を対象としている。EV走行が不可能なハイブリッド車やアイドリングストップ車は、発進時にエンジンを始動するため、通常のエンジン車と同等の気づきやすさがあるとの判断による。また、静粛性の高い高級車への対策も検討したが、調査の結果、一般的な車両と比較しても2dB程度の差にとどまるため、対策の対象からは除外したと言う。
■発進時から20km/hまでの走行時と後退時に発音 発音の対策が必要な場面は、発進時から20km/hまでの走行時と後退時だと言う。これは、20km/h以上では、タイヤと路面の接触による音が増加するため、EV走行であっても一般エンジン車と同等の騒音がするため。なお、停車中の対策を求める意見もあったが、エンジンを止めて駐停車している一般エンジン車と同じ状態だとして、適用範囲からは除外している。また、EV走行可能なハイブリッド車であっても、エンジン始動状態では、発音しないシステムにする。
■システムは自動で作動するもの。ただし一時的な解除は可能に 発音する方法としては、上記の条件時に 自動で発音するシステムにすると言う。任意でON/OFFできるものを求める声もあったが、それだと必要な際にもドライバーがシステムを使わない可能性があり、対策そのものの意味がなくなるため、自動での発音にした。ただし、高速道路での渋滞時のような明らかに歩行者がいない場合や、周辺住民への配慮が必要な場合もあるため、一時的に発音を停止できるスイッチを設けることを認める。この場合、発音停止状態のままにならないようなシステムにする必要があると言う。
■発生する音は車速に応じて変化。ただしメロディなどは除く 発音する音の種類は、クルマの走行状態を連想させる連続音にするとしている。ただし、サイレンやチャイム、ベル、メロディ音、また警音器の音は除外する。また、動物や昆虫の鳴き声、波や風、川の流れなど自然現象の音、クルマから発せられることが想定できないような音も除外すると言う。
音は車両の速度によって音量や音程を変化させるなど、車両の動作を認知しやすいものにし、音量は一般のエンジン車が20km/hで走行する際の走行音量を超えない音量にするとしている。
■新車装着の早期義務付けを目指す 装置の装着を義務にするか任意にするかについては、社会的な受容性や技術開発、試験方法の整備なども踏まえ、義務付けの時期を検討するとしている。また、義務付け前の段階でも、一定の条件を満たす装置を任意で付けられるようにする(標準装備も含む)と言う。

クルマと人(歩行者や自転車など)とのコミュニケーション手段を考えたとき、音は重要ということがよくわかりましたね。
今まで騒音対策ばかり気にしていたけど、必要な音もあるんですねー。
去年の暮れに、国土交通が省静音性についてのパブリックコメントを公募したことも反映されていることでしょう。
早期普及や後付けシステムの開発を願います!

「ハイブリッド車等の静音性に関する対策」
その報告書を公表しました。
同時に自動車メーカー向けのガイドラインもできています。
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■対策を適用するのは、EV走行が可能なハイブリッド車と電気自動車 音付け対策を行うのは、エンジンを始動しないEV走行(モーターのみの走行)が可能なハイブリッド車と、電気自動車、燃料電池車を対象としている。EV走行が不可能なハイブリッド車やアイドリングストップ車は、発進時にエンジンを始動するため、通常のエンジン車と同等の気づきやすさがあるとの判断による。また、静粛性の高い高級車への対策も検討したが、調査の結果、一般的な車両と比較しても2dB程度の差にとどまるため、対策の対象からは除外したと言う。
■発進時から20km/hまでの走行時と後退時に発音 発音の対策が必要な場面は、発進時から20km/hまでの走行時と後退時だと言う。これは、20km/h以上では、タイヤと路面の接触による音が増加するため、EV走行であっても一般エンジン車と同等の騒音がするため。なお、停車中の対策を求める意見もあったが、エンジンを止めて駐停車している一般エンジン車と同じ状態だとして、適用範囲からは除外している。また、EV走行可能なハイブリッド車であっても、エンジン始動状態では、発音しないシステムにする。
■システムは自動で作動するもの。ただし一時的な解除は可能に 発音する方法としては、上記の条件時に 自動で発音するシステムにすると言う。任意でON/OFFできるものを求める声もあったが、それだと必要な際にもドライバーがシステムを使わない可能性があり、対策そのものの意味がなくなるため、自動での発音にした。ただし、高速道路での渋滞時のような明らかに歩行者がいない場合や、周辺住民への配慮が必要な場合もあるため、一時的に発音を停止できるスイッチを設けることを認める。この場合、発音停止状態のままにならないようなシステムにする必要があると言う。
■発生する音は車速に応じて変化。ただしメロディなどは除く 発音する音の種類は、クルマの走行状態を連想させる連続音にするとしている。ただし、サイレンやチャイム、ベル、メロディ音、また警音器の音は除外する。また、動物や昆虫の鳴き声、波や風、川の流れなど自然現象の音、クルマから発せられることが想定できないような音も除外すると言う。
音は車両の速度によって音量や音程を変化させるなど、車両の動作を認知しやすいものにし、音量は一般のエンジン車が20km/hで走行する際の走行音量を超えない音量にするとしている。
■新車装着の早期義務付けを目指す 装置の装着を義務にするか任意にするかについては、社会的な受容性や技術開発、試験方法の整備なども踏まえ、義務付けの時期を検討するとしている。また、義務付け前の段階でも、一定の条件を満たす装置を任意で付けられるようにする(標準装備も含む)と言う。
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クルマと人(歩行者や自転車など)とのコミュニケーション手段を考えたとき、音は重要ということがよくわかりましたね。
今まで騒音対策ばかり気にしていたけど、必要な音もあるんですねー。
去年の暮れに、国土交通が省静音性についてのパブリックコメントを公募したことも反映されていることでしょう。
早期普及や後付けシステムの開発を願います!

Posted by japannetwork at 12:00│Comments(0)
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