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さて、前回は軽油が寒さに影響して使い分けられているという話をしましたが、
軽油が凍ることについてお話しましょう。

ディーゼル車に乗っておられる方は要チェックです！


温暖な地域の軽油は2号軽油（夏用軽油とも呼ばれます）です。
寒冷地では冬期の軽油は3号軽油。
極寒冷地なら特3号軽油が使用されたりもします。

冬、寒冷地で2号軽油を使用すると、
燃料配管の途中でワックス状の固形物が生成され燃料が流れなくなります。
凍ってしまうこともあります。
すると燃料が詰まってしまってエンストの状態に陥ります。
今の時期だと本州から北海道に来るトラックなどは要注意ですね。

2号軽油でマイナス5度が限度
3号軽油ならマイナス15度までとされています。

また、本州で冬用の3号軽油でも極寒冷地でマイナス16度ぐらいの所に行くと
燃料詰まりでエンジンが止まってしまいます。




冬にディーゼル車で北上するときは気温の低下に注意しましょう。
タンクが空にならなくても途中で給油することが必要です。
（半分でも混ざれば流動点はかなり下がります）

「寒冷地に着いたら、
まずは現地のガソリンスタンドでとりあえず、給油を！」