エピソード3 ミルキーはおじぃの味。

japannetwork

2008年02月12日 12:00

エピソード③

ちょっとだけ久しぶりに教習所の話をします。

きょうの主役は”おじぃ”です。”おじぃ”とは愛称なのですが、呼び名のとおりの愛らしい初老の男性です。
以前は同じ教習所で先生をしておられたそうで、引退後は送迎バスの運転手さんとして活躍しておら
れます。
おじぃは女の子に人気でした。



教習所って待ち時間があったりしますよね。
待合室で過ごすのですが、おじぃと会うのはたいていその時でした。
バスで会うよりもだんぜん待合室のほうが多かったです。

おじぃは暇をもてあます私たちの前にふらっと現れ、
  「おじぃのかわいい仔猫よ~♪」
 と言いながら飴ちゃん(キャンディ)をくれるのでした

おじぃの飴ちゃんの銘柄は大体決まっていたようで、
特濃ミルクあめ、パインアメ、不二家のミルキィ、ペコちゃんのポップキャンディなど。
どれも甘ったるく、飴を舐めた感が十分に味わえるものでした。
孫のような年頃が多く通う教習所の生徒たちにと、
見た目もかわいらしいのを選んできてくれたようでした。

私たちの授業の進み具合の話を聞いては、
 「そんなに早ぅ進んだら、じき卒検やないか~。
  おじぃ寂しなるからボチボチにしとけな~」
 なんて言いながら、応援してくれるのでした。

今でも甘ったるい飴ちゃんを舐めるとおじぃのことを思い出します。
おじぃ、元気にしたはるかな?

教習生の皆さん卒業生の皆さん、
思い当たるおじぃ情報がありましたら、こちらまでご一報お願いします

いい思い出です。


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