映画の車「リトルミスサンシャイン」の場合

japannetwork

2009年03月12日 12:00

映画に出てくる車について以前からたまに書いておりますが、
今回はリトルミスサンシャインについて。

一般にミニシアター系と分類されるような映画で、公開当初は上映される場所も少なかったにも関わらず、
そのおもしろさゆえ序々に上映会館を増やしていったヒット作です。

あらすじは、美少女ミスコンの女王(そのタイトルの名前が「リトル・ミス・サンシャイン」)を目指す末娘オリーブを、アルバカーキからカリフォルニアまで、家族全員で連れて行く、というこの物語。

ヤク中のイカれたおじいちゃん、自殺未遂の文学研究ゲイおじさん、
ニーチェの影響をモロに受けながらパイロットを目指すお兄ちゃん、
勝ち組意識で頭がいっぱいのお父さん、
お父さんとケンカの絶えないストレスで発狂寸前のお母さん、
ちょっとポチャッとしていながらもミスコンへ繰上げ出場が決まった素直なオリーブちゃん。

このクセの強い6人の家族。




劇中に登場する黄色いワーゲンバスは、もはや押しがけでしか発進できないオンボロ車。
それぞれ妙な問題を孕んだ一家を乗せて、800マイル(1,287km)の旅をします。

この押しがけがいいんです!
マヌケで情けない一家が皆で車を発進させる。
それだけなんですがグっときます。

故障したり、道に迷ったり。
そんな珍道中でワーゲンバスも重要キャストの1人として活躍します。


あの映画を観て以来、ワーゲンバスとすれ違ったら、グっときてしまうようになりました。




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