ウニモグ・・・・新種の生物ですか? わ、ベンツですか!
―――― ウニモグ?
まだ研究途中の新種の生物ですか?
それとも毛むくじゃらの珍しい動物ですか?
あ、違うんですか?
え!ベンツなんですか??
ウニモグ、実は妙ちくりんなお名前のトラックなんです。
ウニモグ(Unimog)は、ダイムラーがメルセデス・ベンツブランドで製造、販売する多目的商用自動車。
「Universal Motor Gerät」を略して「UNIMOG」。
日本語に訳すと「多目的移動動力源」で、本来は「移動可能で多目的な動力装置」として開発されたそうです。
四輪駆動方式で副変速機と逆転機を装備できることから、超低速や悪路での作業にも適している。
日本では除雪や道路整備、スキー場、競馬場などで見かける。
高速道路会社のトンネル壁面清掃や照明器具の保守、JR等の保守用の軌陸車、NTTで通信車、JRA等の馬場のメンテナンスに利用されている。それぞれの作業にはアタッチメントを利用して対応することがある。また、改造された消防車としても、耐熱救難車として活用されている。
変わった例としては、鉄道の作業用車輌または機関車代用として、ゴムタイヤを鉄輪に履き替えたり、鉄道用車輪アタッチメントを装着することによって線路上を走ることができるものもある(軌陸車と呼ばれる)。
海外ではダカール・ラリーのカミオン(トラック)部門で競技車として活躍するほか、チームの荷物や補修部品を運ぶサポート車として重宝されている。
また軍事でも輸送用や自走砲車として用いられている。
汎用性は非常に高い。
副変速機シフトレバーの表記が「Hi / Lo」ではなく、ウサギとカメの絵が描かれている。これは、識字率が低い発展途上国での使用を想定したものである。
ウサギとカメ!
これ、コンバイン(田植え機)と一緒やんか~!
「ウニモグ、ウサギで走る」とか、なんとも平和な響きですね。
気付いてないだけで、私達の生活はウニモグに守られているのかもしれません。
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